「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「いいんですよ、別に。朝になって、あなたが男の姿に変わった後でも。俺は。」

・・・・

「前にも言ったけど、っていうか何度も言ってるけど俺は、あなたなら男の姿だったとしても興奮するんで。」

「こっ・・!!?」

興奮だと・・!?

ローレルは両手の自由を奪われたまま震えて悲鳴をあげた。

と、両手が開放され、たと同時に口元を右手が塞いだ。

「っどんな声出してんですか。」

だ、だ、だって!

もごもごと声を出そうとキルクークを睨んだ。

キルクークはふっと微笑んで言った。

「大声はダメですよ?そんなことするなら、このままあなたを奪ってしまいますよ?」

・・・

キルクークが怖い・・
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