「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
ふふん、とキルクークは鼻を鳴らして自慢げに答えた。

「告白したとも。」

「まぁ!」

カインがカップをローテーブルに並べるのを見やりながら、ジュアンが言う。

「ローレル様はなんて?なんてお答えになったの?」

・・

「それは、それはまぁ・・」

善処します、だとは言えず、キルクークは言葉を濁した。

「4年も待ったのですから、そう焦らずとも良いのではないですか?」

「うむ・・。」

何も言ってないってのに、全てを察したようにカインが言う。

キルクークは、ハッとして言った。

「だが、キスはしたぞ!」

「まぁ!」

ジュアンが目をキラキラとさせる。

「どうせ、頬にとかおっしゃるんでしょ。」

・・

「まぁ、お兄様ったら。」
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