「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
そばに控えていたチャスと呼ばれた女の侍従らしき男の手が目の前にある。
その手には小さなナイフが握られていた。
「チャス、下がりなさい。」
女の命令にスッと引き下がる。
キルクークは肩をすくめて言った。
「優秀な侍従ですね。」
「そうでしょう、私のお気に入りよ。あなたも、なかなか悪くないわ。」
これはー
「お褒めに預かり光栄です。」
「ローレルもいいけど、あなたもいいわね、気に入った。先にあなたを試して上げても良いわ。」
ローレルにはますます近づけたくない女だな。
この毒サソリめ。
「それは嬉しいお言葉ですね。お名を聞いても?」
「パレスよ。南にあるドミーナって海沿いの国の第1王女なの、ご存知?」
ドミーナ・・
聞いたことがある。
確か・・
その手には小さなナイフが握られていた。
「チャス、下がりなさい。」
女の命令にスッと引き下がる。
キルクークは肩をすくめて言った。
「優秀な侍従ですね。」
「そうでしょう、私のお気に入りよ。あなたも、なかなか悪くないわ。」
これはー
「お褒めに預かり光栄です。」
「ローレルもいいけど、あなたもいいわね、気に入った。先にあなたを試して上げても良いわ。」
ローレルにはますます近づけたくない女だな。
この毒サソリめ。
「それは嬉しいお言葉ですね。お名を聞いても?」
「パレスよ。南にあるドミーナって海沿いの国の第1王女なの、ご存知?」
ドミーナ・・
聞いたことがある。
確か・・