「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「今は、でしょう。それに何度も言うが俺にはそんなことは関係ない。」

キルクークはそれともーと続けて言った。

「あの褐色の肌の王女の4人目の夫になりますか?」

「そ、そんなの冗談じゃない!」

「ならばー選べ、ローレル。俺かあの王女か・・。」

選べ、なんて・・なんて不遜なヤツ!

だけどー

だけど、イヤじゃない。

4年前からずっと、こいつが僕のことを好きだったーって、自分でも分かってたから・・だ。

きっとー

ローレルは俯いてその視線から逃れた。

「ローレル、俺は無理強いはしない。4年待ったんだ。同意の上であなたの純潔を奪いたい。」

「なっ、なんてこと言うんだお前!」

恥ずかしげもなく!

いや、こんな言葉に羞恥心など感じることもないくらい言い慣れているのかもー

女慣れしてそうだもんな、こいつ・・。

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