午前0時、魔法が解けるまで。-ラブ♡スキャンダル-
「……はー、仕方ないからマネージャーになることは許してあげる。どうせ短期間だしね。でも仕事はしっかりしてよね」
でもかおくんの彼女ってことは認めてない、と私を睨みつける東雲くんに圧倒されて固まっていると東雲くんが背中を向けて、私が来た方へ歩き出した。
私もそれにならって慌てて後を追ってスタジオに戻ることにした。
「一応……マネージャーとして認められたのかな……?」
スタジオに戻ってメイクを直してもらっている東雲くんをじっと見つめていると、ふと彼がこちらを向いたのでバッチリ目が合う。
小さく手を振るとすごく嫌そうな顔をされて、ちょっとへこんだ。