午前0時、魔法が解けるまで。-ラブ♡スキャンダル-
「それにしても、もうひかると仲良くなったんだね」
「ハァ!?」
薫くんの言葉に瞬時に反応したのは私ではなく、東雲くんだった。
「どこをどう見たら仲良く見えるの?僕はこんな子認めてないから!」
「でもさっきマネージャーって」
「便宜上そう呼んでるだけ!」
東雲くんはそう言ってそっぽを向いてしまったけど、薫くんはそんな彼を見て「素直じゃないなぁ」とにこにこしていた。
なんとなく、グループ内の力関係がわかってきたかも……。