午前0時、魔法が解けるまで。-ラブ♡スキャンダル-


「仮?」

「はい。えっと……前任のマネージャーが突然辞めてしまって。私は後任が来るまでの埋め合わせというか」


言葉を選んでそう伝えると、城谷さんは驚いたように目を丸くしていた。


「そっか。大変そうだね?何か困ってることは?」

「色々ありすぎて……」


初日から今に至るまで、色んな人に注意されたり怒られたことを思い出して私は遠い目をした。

城谷さんはそうだよね、なんてくしゃりと笑う。


笑った顔は意外と幼いんだなぁ……。



< 63 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop