二度目の正直。《短編》




「………」

「………」



二人の間に沈黙が流れる


「ひ、久しぶり…っ」


沈黙を破ったのは川村さんだった


「…久しぶり」

一応俺も言っておく




「ありがとう、助けてくれて」

「…うん」


川村さんは肩上までしかなかった髪を
肩の高さまで伸ばして少し大人っぽくなっていた

卒業してからそんなに経ってないのに。




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