二度目の正直。《短編》





「…まだ話終わってないから」

ぼそっと呟く常磐君



常磐君が話したがるなんて珍しいな
と、少し胸が高鳴る。


「う、うん……?」


でも、何の話をするんだろう?



「俺さ……」




常磐君はそう言って
私の耳元まで顔を近づけた







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