二度目の正直。《短編》
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「何で私の文化祭来たの?
私以外に同じ中学出身の人
いないよね?」
「は?バカなの?
言ったよね、『またね』って。」
ばっ、…ばかって…!
私勉強はできる方なんですけど!
それに、あの『またね』は
そういう意味だったの…?
「会いに来たんだよ………雪乃に」
ゆ、ゆゆ雪乃って言った…!
(多分)真っ赤な顔で常磐君を見上げると
常磐君も同じような真っ赤な顔をしていた
「見ないでよ…川村さん」
「も、もう一回!雪乃って」
「うるさい、雪乃。黙って」
さらっと言う常磐君にまたときめく。
…また、
私は常磐君に溺れていく。