二度目の正直。《短編》





――――――…
―――――…




「何で私の文化祭来たの?
 私以外に同じ中学出身の人
 いないよね?」

「は?バカなの?
 言ったよね、『またね』って。」


ばっ、…ばかって…!
私勉強はできる方なんですけど!

それに、あの『またね』は
そういう意味だったの…?





「会いに来たんだよ………雪乃に」





ゆ、ゆゆ雪乃って言った…!

(多分)真っ赤な顔で常磐君を見上げると
常磐君も同じような真っ赤な顔をしていた


「見ないでよ…川村さん」

「も、もう一回!雪乃って」

「うるさい、雪乃。黙って」



さらっと言う常磐君にまたときめく。



…また、

私は常磐君に溺れていく。





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