好き、嫌い、好き
み「ねぇ、玲音」

すると少しビクッとして立ち止まった

玲「どうしたの?」

違和感のないように
振り向いたつもりだろうけど
熱があるのは一目瞭然

手をおでこにピタッとあてると
じんわりと熱が伝わってくる

み「ほら、熱あるよ」

そういうと観念したのか隣に座った

玲「ごめんね」

フワッと頭を撫でてきた
もぅ……熱があるのに無理してたんだね

み「誰か知ってる?」

玲音の事だから絶対誰にも言ってないだろうけど…

玲「誰も知らない」

ほらね
このまま隠し通せるとでも思ったのかな


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