キミは不思議な子
「…泣かないでよぉ」





泣いてないよ





「そういうとこ、変わんないねぇ」












キミも変わってないよなぁ










「ふふふ♡では最後に」









ああ







居なくなってしまうの







そしたら俺はどうなってしまうのだろう








「私はね、あなたの側にいる。ずっとじゃないけど見てたよ、で、時々こっち側に来そうになってたからさぁもう心配で心配で」

「見えなくなってしまうから、お別れみたいだけど…」


「でも、ちゃんと居る。あなたが私を思うなら」


「だから、またね。元気で!お供えありがと〜♡」





















そう言って彼女は見えなくなった




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