好きとスキが重なった日②
桜の木の下の前に着くと、結構近所から人が集まっていて、皆写真を撮っている。

私も携帯をポケットから取りだし、カメラモードに設定。

私も人の輪に入っては何枚か写真を撮った。


今年も満開に咲いた桜がとても綺麗で、風で揺れては花びらが数枚上から落ちてくる。


うっすらピンク色をしていて、時より白が混ざっている桜の花びら。


桜に見とれていたそんな時だった。


携帯の着信音がなる。


電話の相手は悠真。


私はその場を少し離れて電話に出る。


「もしもし?悠真?」


「もしもし、美莉亜か?」


「うん!そうだよ!どうしたの?」


「今日バイト休みだから、どっか行かないかなって思ってさ。」


「え!今から?」


「うん!もう美莉亜の家来ちゃった」


「嘘でしょ!!??
とりあえず今から向かうね」



私はそう言うとすぐさま電話を切った。

家の前にいるとか、私すっぴんなんですけどーーー。


今日来るなら前もって言ってよね。まったくもう。



悠真への不満が溢れてくる中、私は自分の家に急いで向かう。
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