カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
抱きしめて
♪♪♪♪~
誰だろこんな時間…
壁かけの時計に目をやると、 朝方の4時を指していた。
あ~ん。眠い;
枕元にある携帯を寝ぼけながら取り出した。
「はい…。」
『もしもし?俺…カズキだけど…』
その声に思わず、ドキッとして心臓が跳ねるのを感じる。
え?え?カズキなの?
この声は…カズキだよね?
『今日会えるかな?嫌やか?』
「嫌な訳ないじゃん!
めちゃめちゃ逢いたいよ」
『じゃあ、シュンさんの家にいるから。』
嬉しさのあまり叫んでしまった。
「ヤッター!!!」