カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
-シュンさんの家の前につく。




シュンさんの家とはわりかし近い。 






徒歩で30分?ぐらいかなぁ。



私はカズキに電話をいれた。




「もしもし?舞です。
今家の前なんだけど。」


『いいよ。入って。』




「あ…うん。」


チャイムは鳴らさずドアを開けた。


「お邪魔します。」


誰もいない!!?の?かな?



「こっち~」




リビングの方からカズキの声がする。



「はぁ~い」


靴を脱ぎパタパタと、声のする方へ。




「久しぶり~。」



そこには、久しぶりに見る愛しい人の姿があった。







「おう、座れ。」


「うん。」






ソファーに小さくちょこんと腰を降ろす。




久しぶりに見たカズキは、かわらず照れ笑いをしていて、タバコをふかしていた。







私は、カズキのはにかんだ笑顔が好きー・・・



カズキのさらさらな髪も好き。ー・・・





髪をかきあげるしぐさも好きー・・・





少し拗ねた顔も好き…





みんな、みんな…

大好き!!




なんて、見た瞬間思っちゃった。






ええ…大好きですからね。





辺りを見渡しても、シュンさん達の姿が見えない。









「ねね?シュンさんは?
いないけど。
寝てるの?」




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