カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
街に戻ってから、三日目にようやく、家が決まった。
その間、俺らは、婆ちゃんの家に世話になった。
婆ちゃんは何も言わず黙って迎え入れてくれる。
本当に有り難たい。
新しく決まった家は、木造2階建ての小さなアパート。
6畳×4畳のちいさな一室。
引越して来たと言うものの布団も、テレビも何もない。
「布団ないのは、キツイナ…」
俺がそう言うと、母さんは調達して来ると言って出でいった。
昼に出で行ったきり、なんの音沙汰もなく、夕方になっている。
「腹減ったなぁ…」
朝から何も食べてなかった。
兄弟で家の中をゴロゴロとしていた
その時だった。
ドアが激しく音をたてる!!
ドンドン!ドンドン!
「オイ!居るのわかってんだぞ!でてこいや!」
そう、この声は忘れもしない!
有田だ…
その間、俺らは、婆ちゃんの家に世話になった。
婆ちゃんは何も言わず黙って迎え入れてくれる。
本当に有り難たい。
新しく決まった家は、木造2階建ての小さなアパート。
6畳×4畳のちいさな一室。
引越して来たと言うものの布団も、テレビも何もない。
「布団ないのは、キツイナ…」
俺がそう言うと、母さんは調達して来ると言って出でいった。
昼に出で行ったきり、なんの音沙汰もなく、夕方になっている。
「腹減ったなぁ…」
朝から何も食べてなかった。
兄弟で家の中をゴロゴロとしていた
その時だった。
ドアが激しく音をたてる!!
ドンドン!ドンドン!
「オイ!居るのわかってんだぞ!でてこいや!」
そう、この声は忘れもしない!
有田だ…