カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
カズキの愛に浸っている時だが…

不幸にも私には、塾と言う現実が待っている。


「…ヤバイ…」


塾行かないと…。

でも…

でも…




私は、この手紙をどうしても知らせたい人がいるの。





そう、シュンさん夫婦に、知らせたいの!



今すぐに、カズキの事を知らせて安心させたくて、私の心は、もやもやと葛藤していた。



どうしよう…



なんてウダウダしてても、時間は無情にも過ぎていく。



塾か、シュンさんの家か。

時間だけが過ぎていく…
コッコッ

急かすように時が刻んでいく。


コッコッコッコッ






ええ-い!

サボっちまえ!










私は、通い出して初めて塾をサボった。


< 172 / 284 >

この作品をシェア

pagetop