カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編

拉致

夏休みも真っ最中


昨日15才になった

舞です(照)


昨日の誕生日には、両親からは腕時計を。

ユキやフミからはネイルを。

シュンさん夫婦には、本日焼肉のご招待を戴き、ご満悦の舞です。


シュンさん夫婦の家には、ユキと平田が来る予定。

フミは、家族と今日から温泉らしく、欠席。

どうも休み中は、私とは相性が悪いらしい(笑)



それでも、欠かさずメールはくれるみたい。


愛だね!





カズキとは、あの手紙を貰ったきり。


でも、私は待つと決めたので余りくよくよしないようにしてるんだ。






シュンさんの家に着くと、もうすでにみんなが用意を終えていて、私を待つばかりって感じだった。


「おせーよ!」


平田が笑いながら、話しかける。

それを見ていたユキが一喝!

べちんっ!



「遅くないでしょ?
食べたいからって余計な事言わないの!」


おお~。凄いなユキ。


平田をどついてるよ(笑


あれ?

一人だけ見慣れない、男性がこの中に。


シュンさん夫婦と、平田はどうやら、知り合いのようで、にこやかに会話を楽しんでいるようだった。


「あっ!舞ちゃん。こいつ、俺の悪友!
松岡って言うんだ。
仲良くしてやってな?」




シュンさんの友達の、松岡って人は、背が高く、茶髪で左耳にピアスをしていた。

悪友と言う割には爽やかな印象を私は受けた。




「よろしくね。舞ちゃん。」

「舞です。よろしくです。」




とりあえず、とびっきりの笑顔で答えてみた。

シュンさんの友達だしね。

大事にしなきゃ。







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