カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「所で舞ちゃん?こんな所で何してたの?」

静かに隣に腰をかけてくる。



「うんと…まだお酒が残っているみたいで…。
少し休んでから帰ろうかと…思っていて…」



二日酔いなんて恥ずかしいよ…


って・・完全に二日酔いってバレバレじゃないの;




しどろもどろになっていた。

その様子を見てまた、松岡はクスリと笑っている。

この人は、太陽のようによく、笑う人なんだなぁ。




「松岡さんこそ…
どうしてここに?」

「あ?俺?サボりだよ。」



いたずらっぽく笑っていた。



「ええ?仕事でしょう?
いいの?」

「アハハ。面白いな-舞ちゃんは(笑)
大丈夫だよ。もうもどるから」




そう言ってスクッと立ち上がり、「またな!」と言って右手をヒラヒラさせながら公園から姿をけして行った。



その様子を見届けてから、私もこの公園を後にした。




この日私は、酒の臭いを漂わせて帰るので、お母さんからの、長いお説教は…

言うまでもない。



酒なんて…二度と飲むもんか~!!







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