カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
急いで教室に戻ると、
すでに半分以上が制服に
着替え終わっていた。
フミは私を待っていたのだろうか?
まだ体操着のまま。
私の姿を見つけると
心配そうに駆け寄ってきた。
「何があったの?」
声をひそめて話し掛けてきた。
「うん……
なんか……
カズキの事で…
ちょっと…」
「カズキの事で?
なんで舞なの?」
さらに声が小さくなる。
「なんか、好きなのか?みたいな…感じで…」
「はぁ?なにそれ…」
フミは少し怒り気味に変わった。
「でね、カズキとは、席が隣で話すだけだから…特に好きとかじゃないって、伝えたんだけどね。」
そう言う私はなぜか、胸の奥が小さな痛みを感じている。
すでに半分以上が制服に
着替え終わっていた。
フミは私を待っていたのだろうか?
まだ体操着のまま。
私の姿を見つけると
心配そうに駆け寄ってきた。
「何があったの?」
声をひそめて話し掛けてきた。
「うん……
なんか……
カズキの事で…
ちょっと…」
「カズキの事で?
なんで舞なの?」
さらに声が小さくなる。
「なんか、好きなのか?みたいな…感じで…」
「はぁ?なにそれ…」
フミは少し怒り気味に変わった。
「でね、カズキとは、席が隣で話すだけだから…特に好きとかじゃないって、伝えたんだけどね。」
そう言う私はなぜか、胸の奥が小さな痛みを感じている。