カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「大丈夫かな~」

「大丈夫!平田もいるし。なんともないって…」



そう言いながらユキは、私の肩をポンと叩いた。


ガラガラカ


一斉にこちらをみては、それぞれの視線をまた戻していた。


感じ悪いなぁと言った表情でユキと私は、
とりあえずユキの彼氏、平田の元へ寄る。



平田の席は、私達の入ってきた入口から右側の3番目の席だ。

右へ左へふらつく。


!?!

っととと!



何かが急に引っ掛かり、私は転びそうになった。

引っ掛かった何かを確かめる為私は振り返る!


すると、通路にニョッキリと脚がでていた。



その脚の持ち主は…そう




佳子だった…


またかよ…

もうため息しか、私は出てこなかった。






< 258 / 284 >

この作品をシェア

pagetop