カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
修学旅行の終わりは、駅前で解散となった。

駅前にはそれぞれの親達の向かえがあり、賑わっている。

私も、両親の出迎えがあり、ユキと、フミに別れを告げると、白い自家用車に乗り込んだ。

私は、心配でたまらない。

メールも、携帯も反応がない。

病院のせいなのは、わかっていたけど…。

やっぱり、やっぱり、連絡をくれなかったことに、私は腹をたてていた。



明日から3日は休み。

明日、カズキの家に行って病院の場所を聞くんだ。

そして、めっちゃ、文句言ってやるんだ!


カズキのバーカ!!


♪~

携帯が鳴りだした。

見ると…その表示された名前に私は小さく、胸が疼く。



そう、松岡から。






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