カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
カズキの目の手術から、3ヶ月が過ぎて気が付けば、クリスマスの時期になっていた。

あれから、カズキの目はなんの異変もなようだ。

私とカズキは相変わらず、順調に続いていたけど、最近進路について、よく二人で話すようになっていた。

カズキは、許されるなら、高校へ進学をして、卒業後に調理人になりたいと希望をしていた。

カズキは、今までの行動もあるし、頭もそんなに良くないと自分で口にするようになっていた。


カズキもちゃんと、将来を見始めているのかな?


私だけ…何もないよ。

おそらく、先生に奨められる高校にこのままだと行く事になるんだろうか?

流される自分に苛立ちを抑え切れなかった。







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