カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「なんでだろうな―。
俺にもよく、わかんねぇや」
「そっかぁ…もう…二度と
あんな馬鹿な事しないでよ?」
「おう。悪かった…な。
もう、しねぇからさ。
心配すんな。」
そう言って、カズキはまた月を眺めていた。
今夜はやけに明るく、赤い月。
子供の頃に一度こんな色の月を見たっけ…
いつだたかな―?
静かに時間が流れていく。
私は…多分…ガズキが。
カズキが不意に口を開いてきた。
「チビぃ?」
「なに?」
早まる心臓…
うるさい…
静かにして…
「俺のこと、かばってくれたんだてな?
サンキューな」
「あ…うんん。
夢中だったから。」
「蹴られた場所見せてくれねぇか?」
ぇ…?
「いぁ、嫌ならいいんだ。かなり腫れてるって聞いたからさ。」
カズキは申し訳なさそうな顔をしている。
「いいよ…」
私は静かに洋服をめくり上げた。
俺にもよく、わかんねぇや」
「そっかぁ…もう…二度と
あんな馬鹿な事しないでよ?」
「おう。悪かった…な。
もう、しねぇからさ。
心配すんな。」
そう言って、カズキはまた月を眺めていた。
今夜はやけに明るく、赤い月。
子供の頃に一度こんな色の月を見たっけ…
いつだたかな―?
静かに時間が流れていく。
私は…多分…ガズキが。
カズキが不意に口を開いてきた。
「チビぃ?」
「なに?」
早まる心臓…
うるさい…
静かにして…
「俺のこと、かばってくれたんだてな?
サンキューな」
「あ…うんん。
夢中だったから。」
「蹴られた場所見せてくれねぇか?」
ぇ…?
「いぁ、嫌ならいいんだ。かなり腫れてるって聞いたからさ。」
カズキは申し訳なさそうな顔をしている。
「いいよ…」
私は静かに洋服をめくり上げた。