カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
その手掛かりをくれたのはやはり!?






噂大好き少女のレイコだった。
(流石レイコだわ)



私とユキとフミとで、私の私物が無くなる話しを偶然?


聞いていたらしく、レイコがこんな事を、口にしたのだ。






「そういえば、前の話しだけど、3年生の人が、誰かはわからないけど、うわぐつを持って、隣のクラスの佳子となにか話をしてるのみたけれどね。」





隣のクラスの佳子!?

私達はその場で、すぐに騒ぎ立てたい衝動をぐっと押さえ、レイコが去るのを待った。











「佳子だって?」ユキが小さな声で身をのりだしながら話してきた。

「佳子って元ヤクザの女だって噂聞いたけど?」
更に声をひそめて話すフミ。

「誰からきいたの?」

「レイコ…」


「「…………」」











マァ、その話しは置いといて……




「どうしてまた、
3年生の女と佳子…となんだろうね?」

ユキが私に問い掛けてきた。
すると、フミがあの話しは?と促す様に私に目線を送ってきた。





私は、今までのイヤがらせや、3年生に呼び止められたことなど、
全て二人に話した。









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