カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「断定は出来ないけど…犯人の可能性は…あるかもね?」
フミが切り出した。

「私、平田にちょっと聞いてみるよ」
そう言ってユキが私にウィンクした。

「佳子と同じクラスだもんね。
ねぇ、ユキ…平田の事まだ下の名前で呼んでないの?」

「ん~ん?呼んでるよ?ちゃんと悠樹ってね。
ベットの中では『悠』って囁いてるよ?」









「「べ、ベットぉ?」」






フミと私は驚きの余り、大声で叫んでしまった。




「ベットって……ユキやっちゃったの?」

「そうだよ?大好きだもん!当然じゃん。私、平田と結婚したいぐらい、大好きだよ」






ユキの頬は赤く染まり、幸せそうに見える。





好きな人の為に全て捧げられるユキはやはりカッコイイと思う。



私もいつか、好きな人に全てあげてみたい。





ユキがHしちゃったから、焦ってるとかじゃなくてね。






私はどんなに周りが、Hしようとも、勢いとかじゃなくて、ちゃんと好きな人にいつかあげたいなぁ。










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