カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
声をかけてきた方向に目をやると。
その人・・・
見覚えがあるような・・
無いような……
男は黒いスーツに、ワインカラーのシャツが胸まではだけて、タバコをくわえながら、降りてきた。
胸元にはシルバーのクロスのネックレスが鈍く光っている。
「舞ちゃんだよな?カズキだよ。隣の席の…」
きょとんとしてる私に、カズキと言う男は、笑いながら話しかけてくる。
「あ゛あ゛~」
あまりにも久しぶりすぎて・・
「やっと気がついたか。
」
「だって、初日以来きてないし。
それにその格好…」
「似合う?」
「いあ…ホスト……?」
カズキは、クククと口元で笑をこらえているようだった。
その人・・・
見覚えがあるような・・
無いような……
男は黒いスーツに、ワインカラーのシャツが胸まではだけて、タバコをくわえながら、降りてきた。
胸元にはシルバーのクロスのネックレスが鈍く光っている。
「舞ちゃんだよな?カズキだよ。隣の席の…」
きょとんとしてる私に、カズキと言う男は、笑いながら話しかけてくる。
「あ゛あ゛~」
あまりにも久しぶりすぎて・・
「やっと気がついたか。
」
「だって、初日以来きてないし。
それにその格好…」
「似合う?」
「いあ…ホスト……?」
カズキは、クククと口元で笑をこらえているようだった。