H! SCHOOL LOVE
「小原さん」
「後好先生。
大好きな絵を描ける時間をこれ以上奪わないでもらえますか?」
「小原さん」
「私は何を言われても、美術部には入りません」
「分かったわ…」
「すいません」
「どうして小原さんが謝るの?
謝るのは何回も断られても、それでも諦めきれなくて、お母さんの話まで持ち出し、あなたの大好きな絵を描く時間を奪おうとしている私の方だわ。
ごめんなさい」
「後好先生」
「さあ。もう行きなさい。
鍵は放課後返しに来て」
「分かりました。
失礼します」
私は後好先生にお辞儀すると、職員室を出て美術室に向かった。
「後好先生。
大好きな絵を描ける時間をこれ以上奪わないでもらえますか?」
「小原さん」
「私は何を言われても、美術部には入りません」
「分かったわ…」
「すいません」
「どうして小原さんが謝るの?
謝るのは何回も断られても、それでも諦めきれなくて、お母さんの話まで持ち出し、あなたの大好きな絵を描く時間を奪おうとしている私の方だわ。
ごめんなさい」
「後好先生」
「さあ。もう行きなさい。
鍵は放課後返しに来て」
「分かりました。
失礼します」
私は後好先生にお辞儀すると、職員室を出て美術室に向かった。