H! SCHOOL LOVE
大きな声がした美術室の入り口の方を見ると、そこにはブルーの縁の眼鏡の180? 190? ぐらいの高くて、細い体の男子が立っていた。
その男子は私と目が合うと、私から目をそらし、目を泳がせる。
初めて見る人だな。
確か美術部には男子は居ないって…。
「何か美術室に用ですか?」
例えば忘れ物をしたとか。
「いや…」
小さっ!!!
さっきあの大きな声を出した人と同じ人とは思えない声の小ささと、いまだに目を泳がせ続けている彼に、この人大丈夫か? と不安に感じていると
「〰〰っ…」
「えっ? 何ですか?」
何か言ったみたいだけど、聞こえない。
「〰に〰ぅ…」
「すいません。聞こえないです」
「〰に用…」
「用? 何に用なんですか?」
すると、美術室の入り口で立っていたままの彼が突然、顔を下に向けた状態で美術室の中に入ってくると、こっちに向かって歩いてきた。
「何?」
何でこっちに来るのよ。
その男子は私と目が合うと、私から目をそらし、目を泳がせる。
初めて見る人だな。
確か美術部には男子は居ないって…。
「何か美術室に用ですか?」
例えば忘れ物をしたとか。
「いや…」
小さっ!!!
さっきあの大きな声を出した人と同じ人とは思えない声の小ささと、いまだに目を泳がせ続けている彼に、この人大丈夫か? と不安に感じていると
「〰〰っ…」
「えっ? 何ですか?」
何か言ったみたいだけど、聞こえない。
「〰に〰ぅ…」
「すいません。聞こえないです」
「〰に用…」
「用? 何に用なんですか?」
すると、美術室の入り口で立っていたままの彼が突然、顔を下に向けた状態で美術室の中に入ってくると、こっちに向かって歩いてきた。
「何?」
何でこっちに来るのよ。