H! SCHOOL LOVE
「あの、筑内昌(あきら)ですか?
それとも昌(まさ)ですか?」
どっちですか?
「………しょう…」
「“しょう”…ですか?
筑内昌(しょう)」
「……はい…」
“しょう”って読むんだ…。
「あっ。私は小原絵美です。1年です」
「…はい…」
「…はい…」
「「………」」
「私の名前…知ってるんですか?」
「……はい…」
「どうして…」
ガタッ。
椅子の音がした後、さっきまで見ていた景色がガラリと変わり、頭や体に伝わってくる重さ、温かさ…。
…サッカー…ボール?
床に転がっている白黒のボールが目に入った。
「おい! 2階に入ったぞ」
「あそこは……何だっけ?」
「美術室じゃ…ないっすか?」
グラウンドから聞こえてきた男子達の声。
なるほど……。
だから、サッカーボールがここに…。
それとも昌(まさ)ですか?」
どっちですか?
「………しょう…」
「“しょう”…ですか?
筑内昌(しょう)」
「……はい…」
“しょう”って読むんだ…。
「あっ。私は小原絵美です。1年です」
「…はい…」
「…はい…」
「「………」」
「私の名前…知ってるんですか?」
「……はい…」
「どうして…」
ガタッ。
椅子の音がした後、さっきまで見ていた景色がガラリと変わり、頭や体に伝わってくる重さ、温かさ…。
…サッカー…ボール?
床に転がっている白黒のボールが目に入った。
「おい! 2階に入ったぞ」
「あそこは……何だっけ?」
「美術室じゃ…ないっすか?」
グラウンドから聞こえてきた男子達の声。
なるほど……。
だから、サッカーボールがここに…。