H! SCHOOL LOVE
「俺は大丈夫…クシュン…」
「大丈夫じゃないです!!
天星先輩!!!」
天星先輩は私の言葉に耳をかさず、プール脇に置かれている青いベンチに座る。
「俺はここで見てるから、片付けしろ。じゃないと俺はずっと帰れない」
「天…」
「本当は俺に帰ってほしくないんだろ」
「違います!!!」
「じゃあ、片付けしろ」
「……分かりました……」
「よし…クシュン」
…またくしゃみしてる……。
「でももし、体調が悪くなったら、すぐに家に帰って下さいね!」
すぐにです!!!
「言っただろ? 俺は大丈夫だって」
「天…」
「俺が体調を悪くする前に帰らせてくれるだろ?」
「……はい!」
早く終わらせますよ!!!
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