H! SCHOOL LOVE
「私も確認します」
「…はっ?」
「おでこ触りますから、天星先輩のその手、どかして下さい」
「待て!!
何で確認する必要があるんだ? 熱はないって、言っただろ?」
「そうですけど……。
自分で確認したいんです!」
熱があるはず!!!
「手を…離せ……」
「離せません!
まだ確認が終わってないですから!!」
終わったら、離します!!
「離…クシュン…クシュン……クシュン…」
「天星先輩! やっぱり悪化してるんじゃ…」
熱が…。
「早く…家に帰らせてくれ……。
じゃないと……本当に悪化しそうだ…」
「……分かりました……」
本当に熱はないみたいだ……。
「帰りましょう……」
私は掴んでいた天星先輩の左手を離した。
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