H! SCHOOL LOVE
『……分かりました……』
私は左手を天星先輩のおでこの上に、右手を自分のおでこの上にのせる。
…ない……。
『どうだ?』
天星先輩と目が合う。
『熱……ないだろ?』
『…はい……』
『じゃあ…行くぞ……』
『……はい……』
『手……』
『手?』
『俺に触れていたいと思うのは分かるが…』
『すいません!!』
私は天星先輩のおでこにのせていた自分の左手を、素早く引っ込める。
『残念がるな…。
明日触らせてやる……』
え。
『明日って…』
『クシュン! ズッ…。
行くぞ…』
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