H! SCHOOL LOVE
「ありがとう。
髪結ぶの上手だね!」

「そうか?」

「彼女の髪を結んであげたりするの?」

髪を結ぶの慣れてるみたいだけど。

バンッ!

弦くんが台の上に私のノートをたたきつける。

「髪を結ぶのが上手かったら…彼女が居るのか?」

怒らせた……。

「居るとは……限らないね…」

「俺に好きな人出来た事ないとか言ってたのに、忘れたのか?」

「言ったね…」

覚えてます…。

「俺の彼女事情より……。
さっさと料理を作りやがれ!」

「はい!」

昨日私のノートに書かせた料理のレシピを指差しながら怒った弦くん。
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