斎藤一と謎の少女
目を無理に覚ましたらもう、夕方だった。
ちょうどいいかもしれない。
行こう…と思った瞬間目の前に何かが現れた。
白い髪、赤い目、獣の目、人の形の化け物。
何度も見てきた同じような人。
手に持つ刀は血で真っ赤。服も。
「殺すの?」
「うう…ううう…ギャーー!」
襲いかかってきた。死ぬのかな?
それが一番いいかもね。
目を瞑って殺されるのを待っていると
その変わりと言わんばかりに鈍い音、悲鳴が聞こえてきた。
はあ…死なないのか。
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