【♡番外編♡】おはよう、きみが好きです
*sub story*

♡No.1♡ お泊まりデート【泪side】

【泪side】


夏休みも終わり、9月に入った。
今日は八雲と 付き合って5ヶ月記念日。

今日は人生初めてのお泊りデートの日でもある。


「おい泪、中入れば?」

「はい……おじゃまします……」


明日は土曜日。

学校から一緒に帰ってきたあたしたちは、そのまま八雲の家にやってきた。


家族は、商店街のくじ引きで2泊3日の熱海旅行に行ってるらしい。


学校がある八雲はもちろん行けないわけで……。

今日は八雲と2人きりなんだっ。


その事実に、ダラダラと汗が背中を伝う。


「なぁ、泪」

「は、はい!」

「なんで敬語なんだよ?」

「なっ、なんででしょう」


やばい、緊張してうまく話せない。
発狂しそう、吐きそうっ。


「ふーん、泪ってば緊張してるわけか」

「してない!」


ニヤニヤする八雲を、今すぐ殴りたい。
図星だからなおさら、恥ずかしい。



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