【♡番外編♡】おはよう、きみが好きです
体温が、声が、吐息が!!
近いし、耳にかかるし、八雲のせいで、心臓が壊れそうだよ。
「おいおい、慣れていこうな?」
「八雲が慣れすぎなんだよ!」
そんな軽口を叩きながら、私たちはハンバーグを作って、一緒に食べた。
いつもはファミレスとか、学校でしか一緒にご飯を食べたことが無いからかな。
だから、こうして家で一緒にご飯を食べるのが新鮮。
「なんかさ、こーいうのっていいな」
「え……?」
八雲が食べる手を止めて、あたしを見つめてくる。
ご飯が、詰まりそうになった。
だって、いきなりそんなに見られると、困るじゃんっ。
どこ見ていいのかーとか、ご飯食べてるところも、食いしん坊に思われたら嫌だし……。
どうしていいのか、わからなくなる。
「早く高校卒業して、泪と結婚してぇーっ」
「けっ!?」
早くない!?
結婚とか、八雲そんなこと思ってくれてたんだ。
なんか……意外かも。
もっと、恋人気分楽しみたいとか、言うと思ったのに。