【♡番外編♡】おはよう、きみが好きです
「だって、いちいち可愛い泪のこと、見放題になんだろ」
「っ……なに言ってんの!?」
「やべー、幸せすぎるって」
八雲は完全に妄想の世界を旅してる。
なにを想像してるんだか、すごく楽しそう。
「でも……」
確かに、八雲のまだまだ知らない顔を知るたび。
「あたしも幸せだな……」
「泪?」
「八雲と一緒にいられたら……毎日が楽しいだろうし」
不思議と、そんな毎日を送れるってわかる。
だって、付き合ってから今まで、八雲の隣は、笑顔であふれてるから。
「ずっとそばにいたい」
「……いたい、じゃねーし、いるんだよ、これから先も」
「八雲……」
「離してなんか、やらないから」
ズキュンッと、痛みと幸福感が同時に襲ってくる。
八雲の言葉に、あたし……何回死んでるんだろ。
翻弄されるのは、いつもあたしの方だなって、時々悔しくなるんだ。