【♡番外編♡】おはよう、きみが好きです
「あ、の……」
「本当は、我慢できねーくらい泪の全部が欲しい。だけど、泪が俺に捧げていいって言うまで、待つから」
それが、なんのことかわからないほど子供じゃない。
今すぐにっていうのは、まだ心の準備ができてないから難しいけど。
「八雲にしか……そのっ、あげないからっ」
「っ……この野郎、理性ふっとばさねーようにしてんのに」
「え、え??」
するとなぜか、八雲に顎を掴まれる。
そして、唇を強く噛むようにされた。
「んーっ!!」
「ん……っの、自業自得だかんな。襲われないだけ、いいと思え!」
「な、なんで!?」
あたし、今の数秒でなにかしました!?
目をぱちくりさせて、八雲をまじまじと見つめる。
火を噴くほど、顔が熱かった。
「俺にしかあげないとか……可愛すぎだろぉぉーっ」
「ぎゃーっ!!」
強く抱きしめられて、そのままソファーに倒れ込む。
というか、あたしは、ほとんど八雲の上に乗ってるんだけど。