【♡番外編♡】おはよう、きみが好きです
「今日はこのまま寝よーぜ」
「でも、映画途中……」
「ダメ、離したくねーから……」
「八雲?」
言葉が途切れたと思ったら、八雲は規則正しい寝息を立てて、眠ってしまった。
「ええっ!?」
そんな、早寝の特技があったとは。
でも、気持ちよさそうに寝てる……。
「ふぁっ」
八雲の寝顔を見てたら、あたしまで眠くなってきた。
体を、八雲の体に沈めるように力を抜く。
「また、映画見られなかったな……」
でも、またいつでも見られる。
だって、八雲との時間は、これからも続くんだから。
「おやすみ……やく、も……」
八雲の鼓動に誘われるように、瞼を閉じた。