チガミドリ
航side




何があったかはよく覚えていなかった
覚えていることは





警察を呼んで、、





母さんはもう体が溶けきっていた
警察署の人も驚いた顔をしていた。



結局母さんの死は謎に包まれたままで終わった






気づいたら菜々花の家にいた






「航くん!部屋は、そこ左に曲がったらあるから使ってね」



笑顔で俺に話しかけてくれる菜々花のお母さん






「…はい、ありがとうございます」
俺は頭を下げた。




菜々花のお母さんが用意してくれた部屋には
マットが敷かれていて布団も敷かれている





それと
小さな折りたたみテーブルもおいてあった





正直もう寝たい。起きていると嫌なことを思い出してしまいそう




俺はマットの上で体育座りのような座り方で
顔をひざと腹の間にうずめた





母さんと俺はお父さんと別居していてここ6年は帰ってきてない。





もしかしたらずっと前に離婚していたのかもしれない




だとしたら沢山大変な思いをさせてしまった








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