チガミドリ
水飲みたい


リビングまで歩いた。
もう電気が消えて真っ暗だ。



うす気味悪い。



冷蔵庫を開け水を取り出した。
椅子に座った。






暗闇だと雨の音がよく聞こえる。
雨が強くなっている。



横に置いてあるアナログ時計がカチカチいってるのもきこえた。





時計をみると「12:40」になっていた。
そろそろ部屋にもどるか…


暗い廊下を歩いた。
リビングの近くにある部屋を航が使っている





航の部屋から雨の音がよく聴こえた
もしかしたら…閉めてないのかも…





「…わ、航」
小声で聞いた。



「……」
反応なし。




ガチャ
4㎝くらいドアをあけた。



航は寝ていた。
カーテンが開いていて窓も半開きになっていた。





「な、なんだ…寝てたんだ。」
私は静かに航にバレないように航の部屋に入った。



ゴトッ
びくっ‼︎航の鞄蹴っちゃったよ…




「…ん」
航の声だ。
スースーきこえるからねているのだろう。








< 18 / 22 >

この作品をシェア

pagetop