桜の季節、またふたりで
「美春ちゃんの私服、初めて見た。
似合ってる」
そう言う五十嵐さんの私服も、初めて見た。
コンビニに来る時は作業着だし、雨の日に駐車場で待ってくれてた時は作業着の上着だけ脱いだTシャツだったから。
空の色みたいなキレイなシャツに、チノパン。
「五十嵐さんも、えっと、ステキです」
ほめ言葉が出てこない。
「俺、服装に無頓着でさ。
何を着ればいいのか迷って、結局いつもと変わんない服になった」
「私は、その・・・制服か、バイトの時はTシャツにジーンズがレギパンだし・・・。
今日の服、友達に借りたんです。
ごまかしてごめんなさい」
「いいよ、俺のためにオシャレしようとしてくれたんだろ。
その気持ちだけで、俺はじゅうぶん」
「次からは普段着で来ます」
「あ、次があるんだ、めっちゃ嬉しいんだけど」
・・・しまった。
似合ってる」
そう言う五十嵐さんの私服も、初めて見た。
コンビニに来る時は作業着だし、雨の日に駐車場で待ってくれてた時は作業着の上着だけ脱いだTシャツだったから。
空の色みたいなキレイなシャツに、チノパン。
「五十嵐さんも、えっと、ステキです」
ほめ言葉が出てこない。
「俺、服装に無頓着でさ。
何を着ればいいのか迷って、結局いつもと変わんない服になった」
「私は、その・・・制服か、バイトの時はTシャツにジーンズがレギパンだし・・・。
今日の服、友達に借りたんです。
ごまかしてごめんなさい」
「いいよ、俺のためにオシャレしようとしてくれたんだろ。
その気持ちだけで、俺はじゅうぶん」
「次からは普段着で来ます」
「あ、次があるんだ、めっちゃ嬉しいんだけど」
・・・しまった。