桜の季節、またふたりで
キャンドルをテーブルに置いたのは、竣くんだった。
竣くんの家にいるんだし、当たり前なんだけど、少し驚いた。
「美春、ただいま」
「おかえり竣くん、びっくりしたよ」
「ごめん、驚かせようと思ってさ」
ゆらめくキャンドルの炎に照らされて、ケーキのろうそくに火がともってゆく。
「せーの、で消そっか」
「うん」
「せーの」
ふーっと息を吐こうとした私に、竣くんは突然キスをした。
目を丸くした私に竣くんは、
「メリークリスマス」
って、とびっきりの笑顔で言うから、ドキドキして顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。
改めてろうそくの火を消して、ケーキをいったん冷蔵庫にしまってから、ハヤシライスとサラダをテーブルに並べた。
「すげーうまい!」
竣くんは、なんでも喜んで食べてくれるから、すごく嬉しい。
竣くんの家にいるんだし、当たり前なんだけど、少し驚いた。
「美春、ただいま」
「おかえり竣くん、びっくりしたよ」
「ごめん、驚かせようと思ってさ」
ゆらめくキャンドルの炎に照らされて、ケーキのろうそくに火がともってゆく。
「せーの、で消そっか」
「うん」
「せーの」
ふーっと息を吐こうとした私に、竣くんは突然キスをした。
目を丸くした私に竣くんは、
「メリークリスマス」
って、とびっきりの笑顔で言うから、ドキドキして顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。
改めてろうそくの火を消して、ケーキをいったん冷蔵庫にしまってから、ハヤシライスとサラダをテーブルに並べた。
「すげーうまい!」
竣くんは、なんでも喜んで食べてくれるから、すごく嬉しい。