桜の季節、またふたりで
「・・・うん。
私も、竣くんのこと大好きだから、はじめては竣くんがいい」
「俺、もう戻れねーぞ」
竣くんは、イスごと私を横向きにして、たくさんキスしてくれた。
私からも、同じくらいたくさんのキスをして。
気づいたら、ベッドに寝かされていた。
「美春・・・」
竣くんの唇が、私の唇から離れていき、首筋をたどって胸の近くまでなぞってゆく。
カーディガンのボタンがひとつずつ外されて、私は初めての感覚に麻痺していた。
『力を入れちゃダメだからね!』
まどかのアドバイスを頭の中で繰り返しながら、竣くんの背中に手をまわした。
竣くんは、まるで割れ物を扱う時みたいに、私に優しくふれた。
真冬だというのに、裸なのに、抱きあっていると寒さを感じなかった。
むしろ、体の芯から熱を帯びて、とけてしまいそうだった。
私も、竣くんのこと大好きだから、はじめては竣くんがいい」
「俺、もう戻れねーぞ」
竣くんは、イスごと私を横向きにして、たくさんキスしてくれた。
私からも、同じくらいたくさんのキスをして。
気づいたら、ベッドに寝かされていた。
「美春・・・」
竣くんの唇が、私の唇から離れていき、首筋をたどって胸の近くまでなぞってゆく。
カーディガンのボタンがひとつずつ外されて、私は初めての感覚に麻痺していた。
『力を入れちゃダメだからね!』
まどかのアドバイスを頭の中で繰り返しながら、竣くんの背中に手をまわした。
竣くんは、まるで割れ物を扱う時みたいに、私に優しくふれた。
真冬だというのに、裸なのに、抱きあっていると寒さを感じなかった。
むしろ、体の芯から熱を帯びて、とけてしまいそうだった。