桜の季節、またふたりで
高3の春
初めてのクリスマス、初めてのカウントダウン、初めてのバレンタインデーと、竣くんと私はたくさんの初めてを重ねていった。
そして、高校3年生になり、いよいよ受験に向けて進んでいく。
また、まどかと同じクラスになって、ひと安心。
新学期早々、三者面談のプリントが配られた。
「進路の最終確認になるから、親御さんのご都合を確認するように。
三者面談は必ずするからな、先生は都合つけるからそのつもりで、以上」
必ず、って言われてもなあ・・・。
憂鬱な気分で、寄り道せずに家へ帰った。
母は出勤前で、早めの夕飯を食べていた。
「ただいま」
「おかえり。
早いのね、何かあった?」
この機会に、進学したいこととか、三者面談のこととか、竣くんのこととか、全部話そうと決めていた。
そして、高校3年生になり、いよいよ受験に向けて進んでいく。
また、まどかと同じクラスになって、ひと安心。
新学期早々、三者面談のプリントが配られた。
「進路の最終確認になるから、親御さんのご都合を確認するように。
三者面談は必ずするからな、先生は都合つけるからそのつもりで、以上」
必ず、って言われてもなあ・・・。
憂鬱な気分で、寄り道せずに家へ帰った。
母は出勤前で、早めの夕飯を食べていた。
「ただいま」
「おかえり。
早いのね、何かあった?」
この機会に、進学したいこととか、三者面談のこととか、竣くんのこととか、全部話そうと決めていた。