桜の季節、またふたりで
「俺の誕生日、クリスマスイブ。
一度聞いたら忘れないだろ?」
「ごめんなさい、私なんにもプレゼントできてないし、そもそも好きな人の誕生日とか血液型とかを聞かないっていうのも、ヒドイよね・・・」
「プレゼントなら、もらったけど」
「えっ、何を?」
「美春をもらったから」
あっ・・・「はじめて」の日だ。
そんな風に言われると、ものすごく恥ずかしい。
「ってことで、美春の誕生日だから、泊まり決定な」
「うん」
「美春はA型だろ?
俺はO型。
他になんか聞きたいことある?」
「ないです、たぶん」
「怒ってないんだから、その敬語やめろよ」
竣くんは、私の髪をなでながら、諭すように言った。
竣くんに髪をなでられると、すごく落ち着く。
いつまでも、竣くんがなでてくれるようなキレイな髪でいようと思った。
一度聞いたら忘れないだろ?」
「ごめんなさい、私なんにもプレゼントできてないし、そもそも好きな人の誕生日とか血液型とかを聞かないっていうのも、ヒドイよね・・・」
「プレゼントなら、もらったけど」
「えっ、何を?」
「美春をもらったから」
あっ・・・「はじめて」の日だ。
そんな風に言われると、ものすごく恥ずかしい。
「ってことで、美春の誕生日だから、泊まり決定な」
「うん」
「美春はA型だろ?
俺はO型。
他になんか聞きたいことある?」
「ないです、たぶん」
「怒ってないんだから、その敬語やめろよ」
竣くんは、私の髪をなでながら、諭すように言った。
竣くんに髪をなでられると、すごく落ち着く。
いつまでも、竣くんがなでてくれるようなキレイな髪でいようと思った。