桜の季節、またふたりで
高3の夏
明日から夏休みの、終業式の日。
まどかが手招きするから近寄って行くと、
「美春、夏休みずっと勉強で忙しいよね・・・」
なんだか寂しそうな顔して言った。
「まあ、基本バイトと勉強しかないけど、なんで?」
「高校最後の夏休みじゃん?
だから、花火大会くらい一緒に行けないかな、と思って」
毎年8月最初の土曜日に、川沿いで花火大会がある。
確か去年も、竣くんと私と進ちゃんとまどかの4人で行ったはず。
「ちょっと待って・・・あっ、その日は模試だけど、夕方には戻ってこれるよ」
「ほんと?
じゃあ、また4人で行こうよ、ね?」
「うん、竣くんに聞いてみる」
まどかは、ネイルの専門学校へ行くって決めてるから、受験勉強していない。
ネイリストはまどかに合っていると思う。
まどかが手招きするから近寄って行くと、
「美春、夏休みずっと勉強で忙しいよね・・・」
なんだか寂しそうな顔して言った。
「まあ、基本バイトと勉強しかないけど、なんで?」
「高校最後の夏休みじゃん?
だから、花火大会くらい一緒に行けないかな、と思って」
毎年8月最初の土曜日に、川沿いで花火大会がある。
確か去年も、竣くんと私と進ちゃんとまどかの4人で行ったはず。
「ちょっと待って・・・あっ、その日は模試だけど、夕方には戻ってこれるよ」
「ほんと?
じゃあ、また4人で行こうよ、ね?」
「うん、竣くんに聞いてみる」
まどかは、ネイルの専門学校へ行くって決めてるから、受験勉強していない。
ネイリストはまどかに合っていると思う。