桜の季節、またふたりで
その日の夜、竣くんに電話して花火大会のことを伝えたら、
『行く行く!』
と即答だった。
『美春、その日は何してんの?』
『えっとね、模試を受けに大手予備校へ行くんだ。
でも、夕方には戻ってくるよ』
『俺、迎えに行こうか?』
『大丈夫だよ、そんな遠くないし』
『電車に迷わず乗れんのか?』
『平気だよーだ』
『心配だなー』
私は、下調べしたルートと予備校の名前を竣くんにスラスラ答えた。
『ね、平気でしょ?』
『わかった、じゃあ俺んちで待ち合わせな』
『駅に着いたら連絡するね』
『なんかさ、花火大会が夏の恒例行事になりそうだな』
『そうだね』
『美春、明日バイトだろ?
じゃあ、月曜な』
『うん、またね』
『おやすみ』
『行く行く!』
と即答だった。
『美春、その日は何してんの?』
『えっとね、模試を受けに大手予備校へ行くんだ。
でも、夕方には戻ってくるよ』
『俺、迎えに行こうか?』
『大丈夫だよ、そんな遠くないし』
『電車に迷わず乗れんのか?』
『平気だよーだ』
『心配だなー』
私は、下調べしたルートと予備校の名前を竣くんにスラスラ答えた。
『ね、平気でしょ?』
『わかった、じゃあ俺んちで待ち合わせな』
『駅に着いたら連絡するね』
『なんかさ、花火大会が夏の恒例行事になりそうだな』
『そうだね』
『美春、明日バイトだろ?
じゃあ、月曜な』
『うん、またね』
『おやすみ』