桜の季節、またふたりで
高3の秋
暑さも和らいできた9月。
竣くんとつきあい始めて、もうすぐ1年がたつんだ。
『つきあって1年記念日』とか、盛り上げた方がいいのかな。
正直、9月何日だったか、あやふやで自信がない。
まどかに聞いてみたら、
「うーん、別にやってもやらなくてもいいんじゃない?
大事なのは、ふたりとも同じ気持ちかどうかだよ。
一人が記念日重視派で、もう一人が気にしてなかったら、困るでしょ」
そういうもの、なんだ。
「覚えてない女子っていうのもどうかと思うけど、美春は五十嵐さんの誕生日も血液型も知らなかったんだし、いいんじゃない?」
「そう言われると、何も反論できないよ・・・」
「五十嵐さんに聞いてみなよ、ね?」
「うん、聞いてみる」
ちょうど今日は月曜だから、竣くんちへ行く日だ。
竣くんとつきあい始めて、もうすぐ1年がたつんだ。
『つきあって1年記念日』とか、盛り上げた方がいいのかな。
正直、9月何日だったか、あやふやで自信がない。
まどかに聞いてみたら、
「うーん、別にやってもやらなくてもいいんじゃない?
大事なのは、ふたりとも同じ気持ちかどうかだよ。
一人が記念日重視派で、もう一人が気にしてなかったら、困るでしょ」
そういうもの、なんだ。
「覚えてない女子っていうのもどうかと思うけど、美春は五十嵐さんの誕生日も血液型も知らなかったんだし、いいんじゃない?」
「そう言われると、何も反論できないよ・・・」
「五十嵐さんに聞いてみなよ、ね?」
「うん、聞いてみる」
ちょうど今日は月曜だから、竣くんちへ行く日だ。